2011年9月28日水曜日

イット・カフェ

今日のパリは、もう9月末だというのに

夏のように暑かったです。

街でもタンクトップやノースリーブのワンピース

を見かけるほど。

ちょうど1年前の今頃は、ジャケットを羽織っていたので

もっと寒かったと思います。



そんな天気の良い今日の午後、

カフェで1杯お茶してから帰宅しようと、

学校の帰りに東京時代からの近い知り合いに会ってきました。



オリビエ(左)は、トニー&ガイのトップヘアスタイリスト。

彼は、東京に7年住み、去年フランスに帰って来たばかりで、

東京ではDJとしても活躍していました。スローな話し方は、とっても落ち着いていて

誰からでも好かれる人気キャラです。

パトリック(右)は、Patrick Stephanというブランドをやっているデザイナー。

Mr.パール氏に師事していたこともあり、レザーを中心にした

とてもフェティッシュなものを作っています。

彼も東京に住んでいた経験があり、私はよく展示会に行っていました。

アーティスティックな人で、とってもサンパ。



明日からパリコレが始まるので、2人とも大忙しの様子でした。



ところで、お茶したマレにあるCafe Charlotは、

いわゆるお洒落な人のイット・カフェ。

見た目は他のカフェと何ら変わりないのですが、

そういえば、私の周りのお洒落な人は

みんなこのカフェでお茶しています。

きっと場所というのもあるのでしょうか。



Cafe Charlot
38 Rue de Bretagne 75003

2011年9月27日火曜日

私の学校

学校が始まって、早2週間。



すでに簡単なグループ課題を2つ終えて、

ファッションウィークを迎えようとしています。



私の学校であるステュディオ・ベルソーは

1学年に80名ほどのとっても小さな学校です。



3年制ですが、実質学校で授業を受けるのは2年、

3年目はインターンの1年。

だから今年は、私にとって学校で勉強できる最後の年です。

小さな学校なだけに、みんな先生共に仲良し、ではありますが、

とても厳しい学校でもあります。(毎度の講評で泣く子もでるほど...)

学校全体をキリモリするのは、推定80歳(?)になるディレクトリスのマリー。

特にスティリスムに関しては、どのようにしてリサーチからものづくりに

発展させるか、いかにクリエイティブではあるけれどシックで奇抜なものではない、

プロフェッショナルなものを提案できるかを、フランスのモード界40年以上のキャリアを

活かし、私たちに教えてくれます。




パターンを教えてくれるミカエルは、数多くのメゾンで活躍をしているプロのモデリスト。


みんなとっても勉強熱心、モードに熱い人たちが集まっています。

ただお洒落が好きというだけではなく、一人一人しっかりとスタイルも持って

自分のカラーを作品にしていく人たちが多いといった感じです。



2年生は、もうポートフォリオのための授業のプログラミング。

1つ1つの課題を大事にこなしていかないと

あっという間に卒業してしまいそうな予感......;(

とりあえずクリスマス休みまでノンストップ。

今年も頑張ろうと思います!


2011年9月17日土曜日

週末アヴィニョン

9月に入って、パリはすっかり秋模様、涼しくなってきました。

お店のショウウィンドウもニットやファーコートに衣替えです。




さて、学校も始まり課題どっさりですが、

先週末は、南仏、アヴィニョンに行ってきました。



パリとは違って、太陽がさんさんと照り気温もまだ30度前後。

駅の近く、歌にもなっている有名なアヴィニョンの橋から

車で約1時間、山の上にある友達の実家に滞在させていただきました。

広ーくて、南仏らしいとってもかわいらしいおうち。





広くてお庭にプールもあって思わずスイスイ

壁の色やファニチャー、広々とした空間がとってもお洒落ですよね。



実は、なぜ来たかというと、ここの住人である

友人のご実家のご両親は、小さなオリーブ畑を持っていて

毎年、100%BIOのオリーブオイルを作っています。

それで、去年、週末を使ってオリーブ収穫のお手伝いをしに

きたので、そのオリーブでつくったオリーブオイルを

取りにきたのでした。

去年の冬にオリーブ収穫をした模様。

12月のクリスマス前で南仏でもとっても冷えた日でした。




で、このオリーブたちで出来上がったオリーブオイルがこちら。


出来上がったばかりのオリーブオイルは

格別、とってもいい香り:)

パリに大切に持って帰りました。

2011年9月9日金曜日

ファッションナイト

長〜い夏休みが終わり、

ついに昨日から学校が始まりました。

久しぶりに先生やクラスメイトと会ったり、

新入生がいたりして、フレッシュムードいっぱいの

新学期。

早速課題も出て、さーて今学期もがんばるゾ! と

思っていた矢先、友達から誘われ、今夜は

大きなファッションの祭典、『Vogue Fashion Night』に

行ってきました!


これは、モード誌Vogueが主催しているショッピング・イベントで

ブランドが立ち並ぶモンターニュ通りのほとんどのビッグメゾンが

18:00〜22:00までそれぞれイベントやお買い物ができるというもの。

いつもとは打って変わって、今夜はお祭り騒ぎでした。



ラルフ・ローレン前。
どうやらヴォーグ編集長のエマニュエル・アルトさんがいるらしく、すごい人ごみです。



シャネルは、お店の前に100人ほどの長蛇の列ができていました。




うさぎやパンダも登場。みんな片手にシャンパングラス片手に

記念撮影しています。


Vogueの車もあちらこちらで走っていました。

人ごみに加え、車も大渋滞。


ESCADAではライブペインティング


どこも人でいっぱいになった通り。

おしゃれな人たちがたくさん集っていました。



フェラガモ2階にて、最後に1杯。

一緒にいったマティルダと素敵なものをたくさん見て、

ほろ酔い気分で帰宅しました。

2011年9月7日水曜日

久しぶりのお茶

9月に入り、少しずつパリの人たちが

バカンスから戻り、街中もいつも通りの忙しさが

戻りつつあります。


今日は、夏休み前以来会ってない学校の友達と

マレのサン・ポール駅近くの

サロン・ド・テ『Le Loir dans la Théière』

(ル・ロワール・ダン・ラ・テイエール:ティーポットの中のヤマネ)

でお茶してきました。

ここが好きな理由としては、インテリアがとってもかわいいのと

ケーキがとってもおいしいこと!!

壁には、不思議の国のアリスを思わせる絵が描かれてあったり、

1つ1つ違うアンティークチェアは愛らしくて独特な世界を演出しています。




(中:ローズマリーがかかった桃のタルト 下:おおきなレモンのメレンゲケーキ)


友達の彼は、ストラスブール出身のフランス人。

夏休みをおばさんの住むニューヨークで過ごしたそう。

「いっぱい人にも会ったし、いっぱいショッピングもしちゃった!

卒業したらあっちでで仕事を探そうと考えてるの」。




夏休みの思い出やこれからのことをいっぱい話してから、

新学期はやっぱり緊張するね〜とお互いため息.....。

もうすぐ学校の始まりです;)



『Le Loir dans la Théière』
3, Rue des Rosiers 75004 Paris

2011年9月3日土曜日

ヴェルサイユでプリンセス気分

あらゆるジャンルの有名美術館が立ち並ぶパリ。

常にいろんなところでさまざまな展覧会をしています。

でも1つ1つがあまり派手に宣伝しないので、

行きたい展覧会があってもつい見逃してしまいがちです。

私はよく雑誌のほかにメトロの広告をみて発見することが多く、

最近見つけたのは、これ。


ヴェルサイユ宮殿で開催している

『Le XVIIIe Au Gout Du Jour』(The 18th Century Back in Fashion)

つまり“18世紀から学ぶファッション”

に行ってきましたー!

この展覧会は、18世紀マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿に

暮らしていた頃の華やかな時代のドレスや装飾品と

それらからインスパイアされた現代の有名デザイナーたちのドレス

を一緒に展示しています。





これは、ポンパドール婦人のコルセットからインスパイアされた

ヴィヴィアン・ウェストウッドのF/W 1995-1996のドレス。

ドレスはもちろん空間演出もコケティッシュでおしゃれ。



これは50年代のPierre Balmain

細かい刺繍が施されていてとっても上品。



これはChanel by Karl Lagerfeld。

純白のドレスに心酔......


これはThierry Mugler(右)とJacques Doucet(左)

ゴシックな黒は力強くひと際目を引きました。

ブラックドレスはほかにもコムデギャルソンやヨウジヤマモトのルックも。



これはGivenchy by Alexander McQueen。

繊細なレースがキラキラ。



大好きなAzzedine Alaia先生。


フランスと英国の一般的なドレスの半身トワルも。

普段はあまり見られないものですので、勉強になりますよね。



まるでヴェルサイユ宮殿の素敵なソワレにきたような気分に酔いしれるくらい


きらびやかな夢の世界でした;)



2011年9月2日金曜日

タモリカレー

まだまだパリも夏が続いていて

今日は暑かったー(>_<)


実は今フィンランドからお友達が遊びに来ていて

一緒にパリ中を駆け巡っています<3




彼とは、大学1年生のときから卒業するまで同じクラス。

卒業後はフィンランドの大学でテキスタイルを学び

いまはヘルシンキでお仕事をしています。

同じクラスで学び、共にいまヨーロッパに住んでいる

大切な友達です;)






今日その彼が、こんな暑い夜に最もふさわしい

カレーを作ってくれました。

その名も『タモリカレー』;D



ちょっぴり辛くて、ほんのり甘い香りのする

本格派カレー。唸りました、これは美味!

レシピ:
①水と赤ワイン(1カップ)を沸騰させ、トマトピューレか細切りにしたトマトと

ざく切りにタマネギを入れる。

②フライパンでカレー粉をまぶしたモモ肉に焼き目をつける。(焼き目がポイント)

焼き目がついたら①に入れる。

③違うフライパンにみじん切りにしたタマネギを炒め、生クリームと牛乳、カレー粉、

しょうがのすりおろし、塩こしょう、お好みのスパイスを入れる。

とろとろしてきたら①に入れ、かき混ぜる。

④後は味を見て、塩やスパイスを投入。今回は、お醤油を隠し味でいれたそうです。

それからお好みで直前にチーズを入れてもOK。

よく煮込んで、マッシュポテトやお米と一緒に出来上がり;)











2011年9月1日木曜日

ヴィンテージ探しへレッツゴー

せっかくの夏休みで時間があるのに

パリではバタバタしていて

行きたいところとか、行ってみたいところに行けなかったので、

今日は、ヴィンテージショップ巡りをしようと決めました!



ヴィンテージと言えば、蚤の市のほかマレ地区やサンジェルマンのあたりも

質の良いヴィンテージのブティックがたくさんありますが、

今回は、モンマルトルのあたりへ。

ところが、まだ夏休みのところも多く、閉まっているお店も...泣。

ここMamieは、AnversとBarbes Rochechouart駅の間にあり、

雑誌でもよく見かける有名ブティック。




とても小さなお店ですが、60~70年代のアメリカンスタイルを中心にセレクトしていて、

パピヨン型のサングラスや大ぶりのビジュー、

クラシカルなエミリオ・プッチのドレス......。乙女心くすぐるものばかりでした。

Mamieは数件先には、Mamie Blueという姉妹店があります。



ここは、Mamieと比べて少しリーズナブル。

店内は広く、かごバッグやハットなどアクセサリーをはじめ、

トップスやスカートなどMamieより古着初心者にも買いやすいアイテムが揃っている

感じがしました。



いつもは、課題のリサーチで来ることが多いので

ここを回ると直帰<3 なのですが、

このあたりをぶらついてみると小さくて面白そうなお店ばかりなんですね〜。

ここの本屋さんは、『La Rose Noir』という名前。

写真集が多いのですが、気のせいかフェティッシュな本ばかり。



ヘルムート・ニュートンやロバート・メイプルソープの写真集のほか、

19~20世紀初頭のエロティシズムを分析した本もありました。



同じ通りには、とてもかわいらしい子供服のお店も。

『Ube Ule』という子供服のセレクトショップ。


毛糸のかわいらしいルームシューズや

水玉のワンピース、うさぎのモチーフのビーズのバレッタと

思わず「かわい〜!」と叫びたくなるほどキュート!



あまり知られていないこの辺り

もうちょっと探してみたらもっと素敵な

お店がいろいろ見つけられそうです;)

Mamieー73 rue Rochechouart 75009
Mamie Blueー69 rue Rochechouart 75009

La Rose Noirー67 rue Condorcet 75009
Ube Uleー59 rue Condorcet 75009